平成27年1月某日。

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今からちょうど1年前、この写真を「これが今度の現場ですよ」と見せられた時は、正直「?」と思いました。
まさか、正面に写っているこの「山」だとは思いもしません。

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近づくと、今度は見上げても全景が分からない程のスケール。
ここが今回、わが社始まって以来の一大工事となる、福岡県福津市・H様邸です。

敷地の半分以上が竹藪で、夏場は雑草や害虫などにも悩まされるこの裏山を、
「安らぎのある庭に変えて欲しい」とのご依頼でした。

はじめはまだ、
竹林を整備して残すか、伐採して植栽するか迷われていましたが、
何度か打合せを重ねる中、またH様自身が雑木がお好きなのも相まって、
最終的には竹は処分し、雑木林にすることになりました。

人工的でなく、既存の木を生かした自然な雑木林を目指します。


6月初旬、いよいよ伐採です。社員総出の人海戦で作業に当たります。

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伐採後、切った竹は土留めも兼ねて、一旦地際に積み上げました。
途中台風にも見舞われましたが、地滑りなどの大きな被害もなく、一安心といったところ。

竹がこのまま朽ちるのを待てば、どうしても数年掛かってしまうため、一気に処分してしまいます。

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中にはこんな急斜面も。

橋本邸石畳

竹が片付くと、今度は現場へ土や材料の運搬をする為の道を作ります。
将来的には庭の管理道としても使えるように、丈夫な石畳を組みました。

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植栽には重機が大活躍。
現地の赤土が余り植栽に適さないものだったので、阿蘇の黒土を大量に搬入します。

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竹以外の既存木に合うように、植木の選定も重要でした。

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初めこそ、植えている本人達もどんな庭になるのか想像がつかない程でしたが、
段々と形が見えてき始めると、今度は完成が待ち遠しくなってきます。

そして、何といっても視界が開けた山からの景色が最高です。^_^

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最後に、仕上げの芝張りを経て・・・。


12月下旬、ついに完成です。

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いかがでしょう?
同じ山の景色とは思えないほど、明るい雰囲気になりました。

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工事のお話を頂いてから完成までに約1年。
工期だけでも半年以上あり、その間H様には色々とご不便をかけたと思います。
また、初めての大仕事で隅々まで行き届いているか心配だったのですが、
雑木林となった山から降りて来られたH様がとても嬉しそうにしていらっしゃったのを見て、
この現場に入れて、H様との出会いがあって良かったなぁ・・・と思いました。

今はまだ落葉の時期で少し寂しい雰囲気ですが、
新緑で賑やかになるのを想像しただけで、早く春が来ないかな、と楽しみになります。



nomura